近頃、少し変わった症例が見受けられます。

 「皮膚炎が良くならない」とのことで他院から来院されたワンちゃんがいました。予防は全てされている真面目な患者さんです。背部の皮膚炎で当院、前医院では抗生物質、ステロイド剤等の治療を受けていましたが少しは改善しているが、あまりよくならないとの事でした。当院で寄生虫、真菌検査を実施しともに陰性でした。ステロイドの反応が鈍いので、少し悩みましたが、「皮膚炎が背部」ノミのアレルギー性皮膚炎のように思われるのですが、ノミ・ダニの予防はしているとのことでした。ううう~ もう少し話を聞くと、予防薬が食べるタイプでした。そこで皮膚にたらすタイプにしたところ改善がみられました。2例確認しています。以前にも投稿した内容で食べるタイプの駆除薬は吸血してノミが死ぬのでノミのアレルギー性皮膚炎は起こってしまう様です。

 また地域性でしょうか、マムシ咬傷事例が近年目立つように思います。一昨年以前は数例(30年位で2~3例)だったのに毎年1例事故があります。しかも家の庭で遊んでいた時です。寒気がします。もし人が咬まれたらと思うとゾッとします。近くに水気のある場所(川や池)にお住まいの方は注意が必要です。イノシシ、シカ、サル、クマ等の野生動物が人の近くに出没しているこの頃、マムシもかと。

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バッカス動物病院

住所:愛知県岡崎市中町東丸根240

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