SFTS(重症熱性血小板減少症候群) 「今年5月に三重県の獣医師がSFTSで、死亡する」ショッキングなニュースがありました。えええです。ダニに刺されて感染したと思っていたら、SFTS(ウイルス)に感染した猫を治療中に猫からヒトに感染したようです。猫の体液が、目、鼻、口のいずれかのルートで暴露したようです。
SFTSは、マダニに刺されると感染する感染症で、1~2週間の潜伏期間後、発症。症状としては、発熱、セキ、嘔吐、下痢などで、重症化すると、死に至る病気です。死亡率は、30%位らしいです。死亡者は、100人以上(SFTSが原因で、2011年以降)全て60才以上の方です。三重県の獣医師も70才位の先生です。豊田市でも死亡者が出ました。獣医会としても、早急にガイドライン等を作成する予定で動いているそうです。SFTSウイルスは、シカ、イノシシ、ハクビシン等の野生動物に存在し(不顕性感染)【病原体に感染していても発症せずにいるーキャリアとなる】マダニを介して他の動物に感染していきます。特に発症しやすい動物は、猫といわれています。
感染ルートとして、マダニーヒト、感染猫ーヒト、ヒト、ーヒトが主です。野生動物のSFTS保有率はまだわかっていません。ジビエ料理はどうでしょう?猟師さんがシカやイノシシを解体処理中に感染する事はないのか?まだわかっていません。
SFTSが発見されたのは、2011年だそうです。比較的あたらしいウイルスで、研究はまだまだこれからです。私たちに出来ることはヒト、ペットの感染を防ぐことです。そのためにできることはまず、猫を屋外に出さないこと。駆除薬を使う事。草刈りや山に入る時に忌避剤を使ってください。
【当院でのノミ・ダニ対策】
フィプロニル製剤またはセラメクチン製剤を使用しています。滴下タイプで駆除で吸血前に体から離れるはずだからです。フィプロニル製剤使用のワンちゃんの飼い主さんに協力してもらい、(山間地域の方でフィプロニル製剤をつけていてもマダニが付く)マダニを回収してもらいました。2~3時間後には死んでいるのを確認しました。吸血前に駆除することができました。ただし、フィプロニル製剤はノミに対して耐性が出始めています。(確認済み)山間地域の方には、月2回の駆除薬を進めています。防御力アップを目的に。
チュアブル・内服タイプはあまり進めていない理由は、血液中の殺虫成分をノミ・ダニが吸収して殺すからです。1つは殺虫剤を体内抱えている気持ち悪さ(健康被害?)2つめは吸収することで、SFTSの感染リスクがある事です。
岡崎市でのSFTS発生も時間の問題です。予防する事が大事です。命に関わります。
目次
バッカス動物病院
住所:愛知県岡崎市中町東丸根240
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